誰でも6か月で気功師になれる、画期的な修練法を公開します。(後編)

①6か月で気功師になれる修練法とは。(後半)

「自己養生気功マスターコース」は、毎回2時間の修練を12回で終了するプログラムです。毎月2回の修練をするとして、およそ6か月で終了することを目標としています。
その後半部の7回目から12回目までのプログラムを紹介します。
① 7回目は、今まで上半身で巡らせていた気を、全身に巡らせるようにします。
② 8回目は、全身に巡らせる気を、より豊かで早いものにします。
③ 9回目は、自分の体の中で巡らせていた気を、一度体の外に出し、大きなループにして足裏から戻すようにします。
④ 10回目は、体の外に出す気のループをさらに大きくして、足裏に戻る気の量を大きくしていきます。
⑤ 11回目は、体の外に出す気を、天空にまで届かせ、宇宙の気を吸いこむようにします。
⑥ 12回目は、力みのない静かな呼吸法を習得し、自己養生気功の仕上げをします。
以上が後半部の3か月の修練です。それでは、さらに、これを具体的に説明していきます。

②気を全身に巡らせることを実感するための修練。

上半身で巡らせていた気を、全身に巡るようにします。
まず、腰から吸い上げた気を頭部に入れ、それを体の前面を通して腰まで下ろしていきます。ここまでは、前と同じです。
違うのはここからで、腰まで下ろした気を、そこから長い息を吐きながら、足の前側を通して足裏まで動かします。そして息を継いで、最後に足裏の真ん中にある湧泉(ゆうせん)というツボから外に吐き出します。
次に、外の気を湧泉から吸いこみ、ふくらはぎを通して膝まで吸い上げます。さらに息を継いで、膝から腰まで気を吸い上げ、そして背骨に沿って頭まで吸い上げます。
さらに、頭の中の気を胸に落して、息を吐きながら、体の前面を通して腰まで下ろします。そして息を継いで、腰から足を通して足裏まで下ろし、また息を継いで、足裏の湧泉のツボから外に吐き出します。これで、全身に気を巡らせることができました。
全身に気を巡らせることを、繰り返していくと、足裏の湧泉(ゆうせん)のツボから、腰まで一息で吸い上げ、もう一息で頭まで吸い上げることができるようになります。さらに、頭から下げる時には、一息で足裏の湧泉まで下げていくことができるようになります。
頭から湧泉まで、一息で気を下ろすときには、吐く息を長く吐くことができなければ届きません。ですから、全身に気を巡らせることを続けていると、呼吸法がだんだんと上達することになります。
これが、7回目と8回目の修練です。

③全身を巡る気をさらに豊かにするための修練。

全身に気を巡らせることができるようになったら、次に、その気をさらに豊かにするために、気のループをより大きなものにしていきます。
頭の中の気を、今までは体の前面に沿って下ろしていました。それを今度は、頭の中の気を、眉間の間にある印堂(いんどう)のツボから天井に向かって吐き出していきます。そして、吐き出した気を天井に沿って伸ばしていき、最後にそれを足裏の湧泉(ゆうせん)にまで伸ばして、湧泉から体に入るようにします。
このように、気を体の外に出してそれを湧泉から取り込むことができるようになると、自分の体の中だけで巡らせていたときよりも、より豊かな気が動くようになります。
体の外に気のループを作って、体に気を巡らせるという段階になると、呼吸としてはひたすら吐くことだけになります。眉間の間の印堂(いんどう)のツボからひたすら気を吐き、吐き出した気がループとなって足裏の湧泉(ゆうせん)から入り、さらに押されるようにして、背骨に沿って頭に上がってくるようになります。そのように、印堂から吐いた気が、切れ目のないループになって体の中を巡るようになるのです。
印堂(いんどう)から外に気を出し、湧泉(ゆうせん)から戻すことによって、以前より豊かな気がめぐるということを実感できたら、外に出す気をさらに遠くまで伸ばしていけば、もっともっと豊かな気が体を巡るようになるということが予感できるようになります。そして、実際にしてみると、気のループが大きくなればなるほど、体を巡る気が豊かなものになることを実感できます。
これが、9回目と10回目の修練です。

④宇宙の気を取り込み、包まれるための修練。

眉間の間の印堂(いんどう)のツボから、気を吐き続けて、足裏の湧泉(ゆうせん)のツボから入れるようにすると、体を巡る気の量が多くなっていきます。
そこで最後は、印堂(いんどう)から吐く気を天空の星にまで届かせ、宇宙の気を足裏の湧泉(ゆうせん)に戻すことをします。
この場合、気のループをイメージすることはできません。ですから、ただひたすら、天空の星に向かって気を吐き続けることになります。私は、オリオン座のベデルギウスを思い浮かべ、そこに向かって気を吐き続けました。
しばらく気を吐き続けていると、足裏の湧泉(ゆうせん)に外から気が入ってくるのが感じられます。その気は、背骨に沿って頭まで上ってきて、宇宙と繫がった気のループができあがります。そしてしばらくすると、今まで感じたことのない量の気が体を巡るようになるのです。
ここまでくると、もう私たちのイメージを超えてきます。どうしてそのようなことが起こるのか、説明することもできません。ただ、してみたら、そのようなことが起こったということしか言えません。
ところが、「とにかく、星に向かって気を吐き続けてください」と言ってやってみてもらうと、みんな、「湧泉(ゆうせん)に気が帰ってきました」と気のループを感じることができるのです。
宇宙から帰ってきた気は、その量が半端ではありません。最初は体の中を流れているのですが、そのうち体からはみ出すようになり、さらには気の流れに私の体が包まれる状態にまでなります。その気の流れは、私の体の隅々にまでいきわたり、全身を清らかにしてくれるような、とてもさわやかな気持ちを味わうことができます。
このような気の流れに包まれたとき、これならコリもムクミもみんな改善するだろうと実感できます。また、お腹がクルクル音を立てることから、便秘も改善すると実感できます。
気功は、ここまで窮めて初めて、「自己養生」の力を十二分に発揮することになるのです。
これが11回目の修練です。

⑤清らかで静かな気に調整するための修練。

天空の星にまで届いた気は、宇宙の気と共に足裏の湧泉(ゆうせん)に流れこんできます。圧倒的な量と勢いで入ってきます。その気の勢いを感じると、思わず印堂(いんどう)から勢いよく気を吐くようになっていきます。実際、勢いよく気を吐くと、勢いよく戻ってくるような感じがあるので、そのほうがいいように思ってしまいます。
しかし、それでは力みが入り気が荒くなってしまいます。また、自分がしているという思いが入ってしまって、気に邪念が混じってしまいます。
そこで、気をどこまでも清らかで静かな気に保つために、呼吸を極限まで細く静かなものにしていきます。吐く息の音が全く聞こえないくらい静かで、細く長い息を吐くように努めます。
そのような静かな息を続けていると、最初は流れる気が弱くなるように感じます。そこをこらえて、ひたすら静かな息を続けていると、やがて気の量が戻り、さらに続けていると、その量がだんだんと増えていくことが実感できます。
この段階に至って、清らかで静かな気の「自己養生気功」の世界に到達したことになります。
何とかしようとか、してやろうという思いをもたず、ただひたすらに静かに息を吐き続けるだけ。そのように力みを離れた自分が、体ごと気に包まれ、清らかな流れに身を浄められていく。そのような、ひたすら安らかな世界が「自己養生気功」の世界なのです。
これが12回目、最後の修練になります

不思議で安らかな気功の世界を味わってみたいと思われたら、一度体験にお越しください。無料体験もしていますから、お問い合わせください。

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