気功なら、自分でコリやムクミを改善できるってホント?

①自己養生気功を習得すれば、コリやムクミは自分で改善することができます。

 コリやムクミは、血流を良くすれば改善できます。そして、自己養生気功は、自分の体に気を流すことで血流を良くし、一つひとつの細胞を活発にすることで、健康を保持増進するものですから、自己養生気功を習得すれば、当然自分の体のコリやムクミを自分で改善することができます。
 ただ、自分でコリやムクミを改善するとはいっても、気功師に外から気を送ってもらって改善するのとは、少し方法が変わります。
 以前私は、自分の肩こりを改善しようとして、こっているところに自分の手を当てて気を送ってみたことがあります。他人の肩こりを、手を当てて気を送って改善していたのですから、自分のコリも同じようにできると思ったからです。
 ところが、いくら気を送っても、改善される気配すらありませんでした。何故だろうかと考えてみて分かったことは、手を自分の肩に置くと腕が曲がってしまうので、気の流れが悪くなるからだろうと思われました。それでそれからは、自分の手を当ててコリを改善することを止めました。
 では、どのようにすれば、自分で自分のコリを改善できるのか、いろいろと試してみました。そして分かったことは、自分の体に大量の気を流せるようになると、その大量の気でコリやムクミを改善できることが分かりました。

②全身に大量の気を流すことができれば、コリやムクミを改善することができます。

 気功の修練がまだ進んでいなかったときは、全身に気が流れたとはいっても、自分のコリやムクミを自然に改善するほどの量には至っていなかったのです。
 ところが、気功の修練が進んで、大量の気が全身に流れるようになると、自分が意識しなくても、流れる気が全身の筋肉をほぐしていくようになりました。肩甲骨(けんこうこつ)についている大菱形筋(だいりょうけいきん)や、肩を上げる肩甲挙筋(けんこうきょきん)など、今までよくこっていた筋肉のコリが、ゴリゴリと音を立ててほぐれていくのが感じられました。
 また、筋肉は、体の外側から「浅層」、その中側の「中層」、そして一番奥の「深層」の三層に分かれています。ですから、外から気を送ってコリを改善する場合は、「深層」までほぐすのには時間がかかります。
 ところが、自分の体を流れる気が大量になると、背骨の一つひとつを繫いでいる、最深部の回旋筋(かいせんきん)まで気が流れ、ほぐしていくのが感じられるようになりました。
 最深部の筋肉のコリまで、根こそぎに改善されてくると、本当に体が柔軟になってきて、また体が軽く感じられてきます。

③気を集中することで、コリやムクミを改善する。

 自己養生気功を習得して、大量の気を自分の体に流すことができるようになると、体全体の筋肉が柔軟になってきます。それによって、体が軽くなり動くことが楽になることで、自然と運動量が増え健康保持に繫がります。
 そうはいっても、長時間仕事をしたり、気を遣う付き合いをするようなことがあれば、やっぱり肩がこったり、首がこったりすることもあるでしょう。
 そんな時こそ、日々の自己養生気功が力を発揮します。その日のコリをその日のうちに取ることができますから、コリや痛みがひどくなることがありません。
 一日の終わりに、自己養生気功で全身に気を流します。そのとき、違和感を感じているところや、コリを感じているところに意識を集中してください。そうすると、気がその箇所に集まる感じがあり、コリをほぐしてくれるのを感じることができます。そのようにして、健やかな体を保持増進することができるのが、自己養生気功の最も良いところです。

④自分で足のムクミや冷え症を改善する。

 下半身は、間質液が重力に引っ張られることから、むくみやすくなっています。ムクミを解消するためには、足首やふくらはぎの筋肉を使って、間質液を上部に送ってやる必要があります。ですから、よく運動をする人は、足のムクミがありません。
 しかし、現代では、一日中続くデスクワークのような仕事が増えて、足がむくみやすくなってしまっています。
 しかし、自己養生気功を習得すれば、自分で足のムクミを改善することができます。
 ではどうするかというと、自分の体に気を巡らすとき、眉間の間にある印堂(いんどう)のツボから宇宙に向かって気を送り、返ってきた気が足の裏の湧泉(ゆうせん)のツボから入ってきます。そして、足を通って腰まで、さらに背骨に沿って頭まで通ってきて、そのまま印堂から宇宙へ出ていきます。
 このように、体を貫くように流れる気は、しばらく続けていると自分の体からあふれ出し、自分の体全体が気の流れに包まれるようにまでなります。
 このように、大量の気の流れに包まれると、血流が良くなり体中がポカポカしてきます。特に足の裏は熱く感じられるほどになります。このように血流が良くなりますから、リンパの流れも良くなり自然にムクミが解消されていくことになります。
 またさらに、この圧倒的な血流の良さで、足の冷え症も自然に改善されます。
 私もかつては、足が冷えて寝られないようなことがよくありましたが、自己養生気功を習得した今では、完全に解消されています。

⑤自分で顔のムクミを取り小顔になる方法。

 気功師が顔のムクミを取るときには、耳の後ろの翳風(えいふう)のツボから気を送り、それを顔の表面に導いて顔表面の血流をよくし、リンパを流します。
 しかし、自分で顔のムクミを取る時には、違う方法になります。
 まず、体に気を巡らせます。そして、体に気が溢れるようになったら、体の前で丸太を抱えるような形を作ります。そして、向かい合った手の指の間に気を飛ばします。
 4本の指を向い合せにし、右手をゆっくり時計回りに小さく円を描くように回します。すると、右手の指先から、左手の指に気が飛ぶようになります。呼吸を整えながら、続けていると、指の間に飛ぶ量がしだいに多くなり、指先から手を通って腕にまで気が通っていくのが感じられるようになります。
 それをさらに続けていると、経絡を通って右手にまで到達し、そのまま左手に飛んでいくようになります。
 右手から出てまた右手に戻ってくるまでに、気が首や顔の表面のいくつもの経絡を通っていきます。それを意識して、顔を軽く左右に振りながら、気を顔の表面に走らせ、顔の全体に気をいきわたらせます。
 これをしばらく続けていると、口のまわりが少し軽くなったような感じ、またあごのまわりが軽くなったような感じが出てきます。その感じで、リンパが流れ始め、ムクミが改善され始めたことが分かります。
 それを続けていると、頬のムクミも無くなり、顔が引き締まった印象になります。

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