肩コリや首コリが気功で改善できるってホント?

①気功で確かにコリやハリが改善できます。

 コリやハリを改善するのは、気功が得意とするところです。
 筋肉のコリやハリは、悪い姿勢や長時間の同じ姿勢での作業などによって、筋肉が伸びたり縮んだりしたままで固まることでおこります。スマホをうつむいたままで長時間見続けると、首の後ろ側の筋肉が伸びきった状態で固まってしまいます。これが、ストレートネックといわれるもので、元のようにS字のカーブを作れなくなってしまいます。
 このように、筋肉が固くなってしまうと、血管が圧迫され血流が悪くなることから、循環障害が起き、酸素や栄養が欠乏した状態になり、さらに疲労物質が蓄積することで、いよいよ症状がひどくなっていきます。さらにコリがひどくなると、神経を圧迫するようになり、痛みを感じることになります。
 ですから、コリやハリを改善するためには、圧迫されていた血管を広げ血流を良くすることが肝心です。血流が良くなり、酸素や栄養や水分が筋肉細胞の一つひとつに十分にいきわたるようになれば、筋肉は本来の柔軟性を取り戻すことができます。
 温泉に入ったりお風呂に入ると、コリが改善するというのは、体が温まることで血流が良くなり、コリがほぐれるからです。
 気功は、「気血一体」とまでいわれるほど、気を通すことで血流を良くする効果があります。ですから、温泉に入ってコリを改善するのと、同じ効果が期待できるわけです。

②気を送ったところの血流が良くなる。

 頑固なコリを改善しようとするときには、こっている筋肉に直接手を当てて気を送ります。
 コリがひどい場合は、筋肉が木のように固くなっています。また、少し押しただけでも、「痛い」と痛みを感じるほどになっています。コリの無い筋肉は柔らかで、もちろん押しても痛みを感じるようなことはありません。
 そのようにして、こっている部分を確認したら、そこに指をあてて気を送ります。しばらく気を送り続けると、その部分の血流が良くなるのが指先の感じで分かります。血管の拍動が私の指に伝わり、私の指もそれに合わせて拍動を始めるからです。
 指に拍動が感じられると、少しずつコリがゆるみ始めます。それまでは、少し押しただけでも「痛い」となっていたのですが、押したときの痛みがだんだんと薄くなっていき、それにつれてコリがしだいにほぐれていきます。
 コリが本当にひどい場合は、このようにコリがほぐれ始めるまでに、10分とか15分かかるときがあります。そのような時は、ひたすら気を送り続けることになります。
 この時間が、なかなか大変です。気を送っているほうも、ひたすら辛抱しなければなりませんし、コリをほぐしてもらっている人も、「いつまで、なにをしているんだ」と不信感が出てきてしまうからです。しかし、お互いに我慢して気を送り続ければ、やがてはほぐれることになります。

③コリがしだいにほぐれていくのが分かる。

 コリのあるところに直接指をあてて、指先から気を送り続けます。しばらくすると、その部分の血管が拍動を始め、それが私の指先にも伝わり、私の指先も「トクトク」と拍動を始めます。
 血管の拍動が感じられると、コリがほぐれ始めます。固かった筋肉が、だんだんとやわらかくなっていき、そしてコリがなくなり、固い部分がすっかりなくなっていきます。
 このように、コリがほぐれていくのは、気を受けている人もはっきりと分かります。私が、「ほぐれましたね」と言うと、「確かにほぐれました」と答えられます。そして、
「なにか不思議な感じがしますね。たたくわけでも、もむわけでもないのに、フッとほぐれるんですね」
と、感想を漏らされます。
 気を送ると、その部分の血管が広がり、血流が良くなることでコリが内からほぐれるのです。ですから、外から特に何もしなくても、フッとほぐれた感じになるのです。これが、気功によるコリのほぐしの特徴です。
 しかし、ほぐれたのは、指先の当たっていた所のコリだけです。ですから、指をずらして、隣りの部分のコリをほぐしにかかり、全体をほぐしていくことになります。

④より内部の筋肉のコリが浮き出てくる。

 首こりや、肩こりは、筋肉が小さいので、指先でほぐします。そして特に気をつけているのは、骨に付いた筋肉の始まりの起始と終わりの停止の部分を、しっかりと指を入れてほぐすことです。これをすることで、コリが戻りにくくなります。
 ただ、僧帽筋(そうぼうきん)や、大菱形筋(だいりょうけいきん)のような大きな筋肉のコリの場合は、手のひら全体を使って広い範囲に気を送ります。それで、コリをほぐしていきます。
 筋肉は、大きい小さいだけではなく、体のどこにあるのかという深さにも違いがあります。
 筋肉は、体の外側から「浅層」、その中側の「中層」、そして一番奥の「深層」の三層に分かれています。最初に手で触れるのは、もちろん浅層の筋肉です。それで、肩こりでいえば、一番外側にある僧帽筋のコリをほぐしていくことになります。
 ところが、コリのひどい人の場合、僧帽筋をほぐしてやわらかくなったと思ったら、その下にある棘上筋(きょくじょうきん)の固さ、肩甲挙筋(けんこうきょきん)の固さが感じられるようになることがあります。
 首こりの場合でも同様です。胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとっきん)をほぐしたら、その下から前斜角筋(ぜんしゃかくきん)のコリが感じられるようになるということがあります。
 そこで、より深い「中層」の筋肉のコリをほぐしていくことになります。
「コリがほぐれましたね」
「そうですね、ほぐれました。いや、でも奥のコリが出てきたように思います」
「そうね、奥の筋肉のコリが感じられますね。じゃあ、つぎはこれをほぐしましょう」
というように、奥へ奥へとコリをほぐしていくことになるのです。

⑤気功では、より深いところのコリまでほぐせるのが特徴。

 体の奥の深層にある筋肉は、直接指で感じることはできません。しかし、気を深層まで送ることはできるので、体の奥にある筋肉のコリまでもほぐすことができます。これが、気功のほぐしの最も良いところです。
 さらに、自己養生気功を習得して、自分で気を流せるようになると、体の深奥にまで気を送ることができるので、体の奥の筋肉のコリもしっかりとほぐすことができるようになります。
 また、毎日自分で気を流せるようになるので、一日の仕事でできたコリやハリを、その日のうちに解消することができるようになります。そのため、コリやハリの無い健やかな体を、自分で保ち続けることができるようになります。

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